綾子が、大学の文化祭のコンサートの幹事を引き受けた。
ところが、綾子の手配した歌手のマネージャが、大学で殺される。
そして3姉妹の自宅の玄関に爆弾が仕掛けられた。
ユニークな3姉妹のミステリー第2弾です。
ところが、綾子の手配した歌手のマネージャが、大学で殺される。
そして3姉妹の自宅の玄関に爆弾が仕掛けられた。
ユニークな3姉妹のミステリー第2弾です。
三姉妹探偵団2
主人公の佐々本の次女、夕里子、高校3年生18歳。短大へ進学することになっている。しっかり者で元気いっぱいの、佐々本の主婦役である。姉、綾子、大学2年生20歳。人並み外れて気が弱く、泣き虫で優柔不断、しかし、おっとりして人が良い。
三女珠美、15歳。中学3年生、食べ盛りでクール、要領が良く「先天的ケチ」のしまり屋だ。
3人の母親は5年前に亡くなって、父と娘3人で暮らしている。
こんな3姉妹の出合った第2の事件です。
父親がアメリカ出張のため、成田まで見送りに行った帰り、3人でちょっと遅めの夕食を、都心のホテルで取っていた。
綾子 :「私、当たっちゃった」
夕里子:「悪いものでも食べたの?」
珠美 :「いくら当たったの?」
綾子 :「いやねえ、1人ずつ言ってよ」
夕里子:「当たったって言うから、てっきり古いものを食べてお腹をこわしたのかと-」
綾子 :「今、有ご飯ちゃんと食べたじゃないの」
珠美 :「やっぱり宝くじに当たったの? 私は、すぐそう思った!」
夕里子:「珠美ったら、すぐお金のことばっかり」
夕里子:「もてないよ、そんなことじゃ」
珠美 :「お金を馬鹿にする者は、お金に泣くのよ」
綾子 :「待ってよ」
綾子 :「どっちも外れ」
珠美 :「じゃ、歩いてて棒に当たったんだ」
綾子 :「犬じゃないわよ、私」
…
珠美 :「じゃ、一体何に当たったのよ?」
綾子 :「え? どうしたの? 夕里子、車にでも当て逃げされたの?」
夕里子:「今、自分で言ったじゃない。何かに当ったって」
綾子 :「そうだっけ?」
綾子 :「ああ、そうか。思い出した」
綾子 :「そうだっけ?」
珠美 :「早いじゃない! 綾子姉ちゃんにしちゃ、その日の内に思い出すなんて上出来よ」
綾子 :「少しは長女を尊敬しなさい」
綾子 :「しかも、幹事さんなんだからね」
夕里子:「-カンジ?」
夕里子:「何かやるときに、中心になってやる『幹事』のこと?」
綾子 :「そうよ。偉いんだからね」
何と、綾子が引き受けたのは大学の文化祭のコンサートの幹事であった。
しかも、予定していたロックシンガーが大麻で捕まってしまい、今から探さなくてはいけないと言うのだ。
世間知らずの綾子は、まだ一週間あると事態を全く理解していない。
2人の妹は、大学の役員がお姉さんを幹事にして、責任逃れをさせるわけにはいかないと、立ち上がった。
珠美がとった行動とは、夕里子の恋人で刑事の国友に電話することだった。
それも、どこかの芸能プロダクションを紹介してくれたら、夕里子がデートしてくれるというのである。
国友は刑事の特権?を利用して、少々落ち目の元アイドル歌手を紹介した。
その、元アイドル歌手のマネージャーが、大学に打ち合わせに来てステージの裏で殺された。
事件の後、3姉妹は夕食を取っていた。
夕里子:「そのときは、誰かいたの?」
綾子 :「講堂に行ったのは、水口さんと石原茂子さんと、私。それに死んだ人の4人よ」
夕里子:「マネージャー、黒木っていったわね」
綾子 :「そんな名前だったわ」
夕里子:「その人が、舞台を見てたわけね」
…
夕里子:「じゃ、お姉さんが1人で残ったわけ?」
綾子 :「うん。でも、いくら待っても、あの黑木って人、出て来ないの」
珠美 :「じゃ、綾子姉ちゃんが一番の容疑者だ」
綾子 :「変なこと言わないでよ」
夕里子:「-玄関に誰か来てる」
玄関に行った綾子は、チェーンを外すのに手間取った。
これが良かった。爆弾が玄関の前で爆発したのだった。
なぜ綾子が爆弾で狙われたのか?
そして、マネージャーの殺人の裏には、過去の隠された秘密があった。
3姉妹探偵は、どうやって解決するのか。 >>本をみる